「書評」 年収90万円で東京ハッピーライフ 大原扁理

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年収90万円で東京ハッピーライフ 大原扁理 著

かなりインパクトのあるタイトル名 皆さん、とても興味を惹かれないでしょうか?

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年収90万円で東京ハッピーライフ【電子書籍】[ 大原扁理 ]
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私はこの本を中田敦彦さんのYouTubeで知りました。非常に分かりやすく本の内容が紹介されていて、視聴するとほとんど読んでしまったような感じになったのですが、大原扁理さんの生き方に大変な衝撃を受けました。

いつか読んでみたいと思っていたところ図書館に置いてあり、迷わず借りたのでした。

そして読み始めたら面白いし、考えさせられるし、為になる話もあり、アッという間に読了したのでした。

大原扁理さんの来し方を簡単にまとめますと、まず愛知県三河地方の田舎町で低所得者層の家庭で育ったそうです。

普通のサラリーマンの父と「貧乏」と「借金」が口ぐせの母に育てられたとのこと。このお母さんが大酒飲みで、ウイスキーの業務用4リットル瓶を常備していて、まず起き抜けに1杯。昼には完全に出来上がっていたそうです。

大原さんは幼い頃から空気を読めず、周囲と話を合わせられず、社会や集団行動が辛くて辛くてと悩んでいて、中学生の時は壮絶ないじめにあっていたことが書かれていました。

それでも何とか高校を卒業。しかし、進学も就職もしなかったそうです。その後、工場で派遣社員をしたりした後、バイト経験のあったコンビニ店員となります。

アルバイト以外の時間は自分の趣味に没頭したりして、私生活で他人と会うのを一切やめます。これがもう毎日毎日楽しくて、ハタチを過ぎたことも気づかなかったくらいと。(私の常識では大きな節目であるハタチを過ぎたことに気づかない??そんなことある??と衝撃的でした(笑))

ところがそんな生活が3年も経つと、人に会わなさすぎて、口から言葉が出てこなくなっちゃったんですと・・。

ビビったそうです。アルバイトのマニュアルはすぐに口をついて出てくるのにマニュアル以外の言葉がマジで出てこないと。(ウーン、いろいろ考えさせられます)

そうした状況の中、でもひきこもり楽しすぎるしなー、でもしゃべれないってさすがにやばいよなーとなったそうです。

そこでなんと、よしここはちょっとひとりで世界一周してこよ!となるんです。(なんていうダイナミックな転換でしょうか・・ ひきこもりからいきなり世界一周とは・・)

そしてニューヨークやロンドンで働きながら住み着いた後、世界一周航空券の期限ギリギリまでアジアをまわって帰国。(世界一周航空券なるものがあるとは興味津々です)



そして東京での生活を始め、行き着いたのが何と週休5日(介護の仕事を週2日程度)の生活! タイトルにあるとおり年収は90万円、質素倹約生活ながらも楽しすぎる生活と・・。

まあすごい生き方。あっぱれです(笑)。

本の中にあったエピソード

・母親が飲酒運転で隣の家に車ごと突っ込み、驚いて出てきた隣の人に、「警察呼ぶわよ!」となぜか逆ギレ(苦笑)。

・工場で派遣社員をしていた時、ちょっと複雑なことが加わると途端に分からなくなり、自分の月給より高い機械をバンバン壊して、毎日ド叱られてました と・・。

いじめに対しての著者の話

・離れられる場合はすみやかに離れましょう。完全に離れられなくても、出来るだけ距離をとる。

もしそれも出来ない場合は、イヤだと思っても、ガンとして無表情・無反応を貫くのがいちばんだと思う。壁になりましょう。

1年間ずーっと壁に向かってまゆげコール(大原さんはまゆげが大変豊かだったそうです)とかしてたら、絶対飽きますから。

(私⇒確かに嫌がったりすると、悪い人間やずるい人間はそれを見て面白がり、自分の鬱憤を晴らすという構図があると思います。

一番良いのは悠然と笑い飛ばしたり余裕綽々で振る舞うことでしょうが、それができたら苦労しないですね。

それにしてもいじめって大勢で1人をいじめる、ほんとうに惨めで情けないのはいじめる側の人間ですね。

いじめられている人は、全然惨めに思ったり自分がダメだなどと一切思うことはないです。1人で立ち向かっている勇者だと思います。

でも何とか味方を1人でも作ってほしいです。また助けたくても勇気が出なくて傍観している人は、勇気や知恵を振り絞って何とか助けてほしいと強く思うのです。

とこうして言うのは簡単ですね。私も心ある皆さんと一緒に大人の世界ですが、会社の中などでいじめの場に遭遇したら、傍観せずに何か助ける行動を起こせるような人間になっていきたいと思います)

・いま、いじめられている子たちに言えることがあるとしたら、「いじめはずっとは続かない」ということ。小学校は6年、中学と高校は3年で終わるんです。

子どもの3年なんて、永遠みたいなもんだけど、それでも3年間できちんと終わります。

話のわかる大人がいれば、そんなに待たなくていいけれど、いない場合もありますからね。

それまで、出来る範囲で逃げ続けましょう。そりゃもう、誰がなんと言おうと、逃げちゃっていいんです。

それが終わったら、みんな自分の新しい世界をつくっていくことに夢中になって、あなたのことなんか忘れてしまうからね。

いじめられたほうは、絶対に忘れられないけどさ。(私⇒そうですね、いつか必ず生きててよかったと思う時がきますからね。

とにかく逃げても何でもいいので、命だけは大事に大事にしてほしいです)

心に深く残った話

・知り合いの社長さんが言っていたという次の言葉が紹介されていました。「10倍高い寿司を食べたからって、10倍ウマいわけじゃないんですよ」。

(私⇒確かに~~!!と思わず膝を叩きたくなりました。お金の使い方や生き方について深く考えるきっかけを与えてくれる言葉だなあと。この言葉を覚えておくと、いろいろな時に役立ちそうですね)

*ほんとうに素晴らしい本なので、ぜひ一度手にとって読んでみることをお勧めします。

特に私のようなシャイでナイーブな人やいじめに遭って苦しんでいる人、ひきこもりや不登校で悩んでいる人にとっては、人生観を変える1冊になるかもしれませんね!

また転職を考えている人も、大きな決断をする前に読んでみて参考にするのも有りでしょうね!

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余談

先日の朝、私の長男(小学校低学年)

2階にいた私のところへ来て一方的に何やらしゃべってきた後、早く下に降りないと学校に行けなくなっちゃう。遊べなくなっちゃう~~と叫びながら小走りで下に降りていきました。あんたは学校に遊びに行く感覚なんだね。気楽でいいの~(笑)

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